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JR中央線について

精密機械工学科 1年 山口 俊也

中央線の紹介

 中央線は東京駅から名古屋駅までを結ぶ鉄道である。そのうち、東京駅から高尾駅までを中央快速線、高尾駅から塩尻駅までを中央東線、塩尻駅から名古屋駅までを中央西線と呼ぶことが多い。また、東京駅から神田駅までは東北線、代々木駅から新宿駅までは山手線と重複するため、その区間で分断されている。御茶ノ水駅から三鷹駅までは中央総武緩行線と平行し、複々線になっている。青梅線や五日市線、八高線(拝島〜高麗川)、富士急行線とも直通運転をしており、朝のラッシュ時は2分おきという10両編成の限界ともいえる運行形態をとっており、平常通り運転する日はあまり無い。



中央線の車両

 201系


201系電車

201系電車(吉祥寺にて)



 1979年に導入した。当初はオイルショックで省エネ電車として評判になった。201系は京葉線でも運転している。長距離に渡る高速運転や一日中運転する運用が多かったため老朽化が進み、2006年からE233系を導入している。



 E233系


E233系電車中央仕様

E233系電車(吉祥寺にて)


 2006年から201系との置き換えのために導入された。機器も二重化して故障してももう1つの機器を使い運転を続けられるようにした。しかし、営業運転開始の初日に国分寺駅でドア故障が発生した。その後は東京駅で折り返し、豊田駅まで運転して回送した。2007年に京浜東北線にも導入したがこちらも営業運転初日に車両故障で運用の途中に回送した。JRで初めてのフルカラーで二段表示の行き先表示機を設置した。


行き先表示機
E233系の方向幕 E233系の方向幕
方向幕 その1(四ツ谷にて) 方向幕 その2(東小金井にて)



 115系


115系電車スカ色

115系電車スカ色

 立川駅以西で運転をしている。以前は新宿駅まで運転していたが、1993年に立川駅までの営業運転に変更された。半自動機能もついており、手動でドアを開ける設定にすることもできる。



 E257系

 中央線の特急かいじ号、あずさ号やライナー号として運転している。普段は基本編成9両(3号車〜11号車)で運転されたり、付属編成(1号車〜2号車)を連結させて運転したりする。大糸線や篠ノ井線と直通運転させたり、東海道線のライナー号としても運転させることがある。



 E351系

 中央線の特急スーパーあずさ号として運転されている。最高速度は130キロでカーブでもスピードを落とさずに通過できるように振り子式が採用された。当初は線路をかけかけて160キロで運転する計画もあったが実現しなかったので5編成しか製造されなかった。パンタグラフは車両を傾けても架線から外れないように、車体を貫通して台車と直結させ、屋根上に設置するのとは違う構造となっている。



 E231系

E231系総武緩行仕様

E231系総武緩行仕様(立川にて)

 中央線の各駅停車用として運転している。運転区間は三鷹駅から千葉駅であるが、朝と夜は武蔵小金井駅や立川駅まで運転する。5号車は6ドア車となっている。この車両の座席は平日の朝10時まで使用できない。10時になったらロックを解除し、乗客が自分で椅子を引っ張り出す。山手線や高崎線、宇都宮線、東海道線などでもE231系が導入されている。



 209系500番台
209系500番台総武緩行仕様

209系500番台総武緩行仕様(御茶ノ水にて)

 中央線の各駅停車用として運転している。E231系と酷似しているがいくつか異なる点がある。6ドア車が設置されていないことと表示幕の字体などが異なっている。



 253系

253系NEX

連結作業中の253系NEX(東京にて)

 成田空港へのアクセス特急として運転している。中央線でも新宿駅〜高尾駅間に乗り入れている。2009年からE259系に置き換える予定である。



 183系・189系

183系旧あさま仕様

183系旧あさま仕様(直江津にて)

 以前までは中央線の特急電車として運転していた。現在では臨時電車などで中央線を運転する。


 185系

 横浜線方面から松本駅を結ぶ特急はまかいじ号として運転をしている。普段は東海道線の踊り子号として運転している。



 東京地下鉄05系・07系

05系電車

05系電車(吉祥寺にて)

 中央線の中野駅〜三鷹駅間に乗り入れている。地下鉄東西線との直通電車で運転される。



 215系

 ホリデー快速ビューやまなし号で運転されている。全車2階建て車両で1つの車両の着席人員数は120人にも及ぶ



おわり

 
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